2001年8月分
2001.8.30
オアフ直前ウィークも終わりに近づいているが。
相変わらず我々バカ夫婦は、仕事に追われて全く渡航の準備をしていない。昨日は今週に入って初めて準備らしい準備をしたのだが、それはワイキキ界隈の地図を広げて、ここへ行こう! という店や場所にチェックを入れるというもの。荷物関係については、殆ど手をつけていない状態だ。明るい時間の殆どを海で過ごすことになるので、いつも週末に波乗りに行くカッコをそのまま移行すればよいのだ。
今回は(というよりは、毎回そうなのだが)、極力荷物を少なくして身軽な旅行を心がけている。お気に入りの短パンやティシャツ、ワンピース、パンツ、靴などを数着持っていくだけで、あとは現地調達する……という、いつものパターンなのだ。それでも、帰りの荷物が極端に増えるということも無いから、如何に我々が向こうで買い物をしていないかが分かろう。
ブランド物に興味は無いし、友達が少ないからお土産も限られている。自分たちが使うものが殆どで、それは日常生活に直結しているものが多い。また、ワイキキ界隈で食事することも酒を飲むことも殆ど無いので、ボッタックリ的高額料金の食事もしない。一般の人々がイメージするハワイ旅行とは少し違うだろう。
今回の一日のスケジュールを大まかに考えてみると、早朝(といっても7時くらいか?)はトレーニング。ランニングとロープ・スキップ、シャドウ・ボクシング、水泳で約2時間。その後波乗り。ワイキキ沖の場合は、午後早めに上がる。イーストやウェストへ行く場合は、15時くらいまでか? 早朝と夕方からはローカルのセッション・タイムだから、ヴィジターはなるべく迷惑をかけないように心がける。午後の時間は買い物や食事。夜はワイキキを離れて食事か酒。タクシーを利用。
こんなところだろうか?
今回は、アラモアナやロイアル・ハワイアンなどのメイジャー系ショッピング・センター(以下S.C)での買い物はしない予定だ。そのかわりに、ロコ(地元の人々)たちが集まる、小さなS.Cやマーケットを重点的に回る予定だ。もちろん、ノース・ショアにも行く予定なのは言うまでも無い。また、S.C巡りのほか、ビショップやアカデミック・アーツなどのミュージアム巡りも予定されている。
夜の食事は、もちろんダイエーやマーケットなどで買ってきた物をホテルで料理することが中心となる。しかし、ワイキキを外れたあたりにあるロコが集まる店は、安くて美味いことでは有名だ。こんな中から今回は、エイジアン料理を中心に食べようと思っている。ハワイは、日系人だけでなく、アジアの様々な国々から人々が移民してきており、日本とはまた違ったエイジアン料理が楽しめる。
……と割と細かに? 予定を組んではいるが、その場その場でコロコロと変更されていくのが、我々の旅行だから、あくまでも「予定は未定」だ。ここでもアドリヴ人生爆発だ。
2001.8.29
イタリアンやパスタ好きなら、やはり一度は「カッペリーニ」について語らねばなるまい。
カッペリーニは、太さ約0.9mmの「極細パスタ」だ。大抵は冷たいパスタやスープの中に入って食べられている。0.9mmという太さは、イメージとしては素麺と冷麦の中間といったところだろうか? 通常食べられている太さのパスタと比べれば、食感は素麺や冷麦に近い、ツルツルッとした感じだ。パスタ好きでなくても、素麺や冷麦ファンには、かなりの好感を持って迎えられるだろう。
また、茹で上がりにかかる時間が約3分と非常に短いことから、手早く出来る料理の代表格でもある。工夫さえ凝らせば、5分という記録的な簡単さで1品出来上がるのだ。
冷たいパスタの代表的レシピは、トマトを細かく刻んでオリーブ・オイル、バジル、塩、胡椒などと和える。これを冷蔵庫に入れて冷やしておく。塩のおかげで、トマトから水分が出て良いソースとなるのだ。これは、サルサ・ソースと同じ原理だ。次にカッペリーニを茹でる。僅か3分という短さだから、油断しているとあっという間に時間が過ぎてしまう。
茹で上がったら、冷水を出しっぱなしにしたところでさらして、パスタを締める。素麺や冷麦と一緒だ。これをしておくと、パスタが水分をあまり吸わなくなるから、アルデンテの状態を長く保つことができるのだ。茹で加減の目安は、30秒ほど長めに茹でて水で締めることだ。締めたパスタを先程のソースに投入して混ぜれば出来上がりだ。パルメジャーノを上から振っても大変良い味だ。抜群。
暖かいレシピは、トマト・ソースを作ったときに、茹でていないカッペリーニを直接投入するという方法を取る。パスタ自体が細いから、大してソースの水分を吸わない。量さえ間違えなければ、非常に美味しいスープ・パスタが出来上がる。
ここまでは一般的なレシピだろう。現在、我が家では長期家を空けるため、食料品の買い控えが行われている。このため、冷蔵庫の中に残っている物だけで料理する……という苦しいが、挑戦しがいのある状態にある。昨日は、大根おろしとツナの缶詰を使った「和風冷中(わふうひやちゅう)」を作った。完全なる適当造語なのだ。レシピを見れば分かるが、中華の要素は皆無だ。
大根おろしにツナの缶詰を加え、塩、胡椒、醤油でやや濃い目の味付けをする。大根おろしの水分を見込んだ味付けだ。ここへ水で締めたカッペリーニを投入、かき混ぜれば出来上がりだ。麺の色(セモリナ粉を使っているため黄色い)が冷やし中華に似ているため、ぱっと見は冷中なのだ。味のほうは大根とツナの相性がバッチリだから、悪いわけが無い。これまた抜群。
当然、上のレシピに胡麻油を加えれば、まさに洋風冷中になることは言うまでも無い。これまた非常に美味い。キムチ中心のトッピングを考えれば、洋風冷麺だ。こうして考えると、カッペリーニはパスタの中でも、最も応用範囲が広いのかもしれない。今後も研究が必要だ。
2001.8.27
随分と長くサボってしまた。
いろいろ理由はあるのだが、ここでは言い訳は書くまい。ホームページの更新はサボっても、週末の波乗りはサボらない。このために日々の更新をサボって、週末に仕事が食い込まないようにしていたようなものだ。その努力が実って、土曜日は海へ行った。
ここのところ、海といえば日曜日だったのだが、土曜の海は空いている。やはり、土曜が休みではない仕事というのが多いのだろう。7時過ぎに海へ出たときは、殆ど貸しきり状態であった。午後に近くなって、やっと混雑が始まったが、そのころにはこちらはもう上がる準備に入っていたから、非常に充実した「波乗りの週末」を過ごすことが出来た。
さて、肝心の波の方はどうであったか? 出かける直前の天気予報では、50cmということで、あまり期待できないな……という感じであった。実際は本数こそ少ないものの、そこそこ良い波が来ていた。あとは潮の干満とどう噛み合うかというところなのだが、我々が海に入っていた時間帯は、丁度満潮に向けて潮が上げてくるときで、結構良い感じであった。
私は、自分のボードと奥さんのボードを使い分けながら、楽しく遊んだ。奥さんも私のサポート(テイク・オフ時に私がボードを力一杯押し出す)があれば、良いタイミングで波をキャッチすることが出来た。一人では、漕ぎ出しが遅れて波に置いて行かれる状態がほとんどだった。
こうして見てくると、サーフィンの第一歩はテイク・オフなのだが、テイク・オフのすべては波をキャッチするタイミングであることが分かる。良い波を見分けて、その波がどこまで来た時に漕ぎ出すか? ショート・ボードを経験していると、この漕ぎ出しが遅れてしまう傾向にある。私もタイミングを掴むまでには、ある程度時間を要した。しかし、波をキャッチしてしまえば、立ち上がることはさほど難しいことではない。波がブレイクするまでには、想像以上に時間的余裕があるのだ。
波にパワーがあるときというのは、意外にテイク・オフは簡単だ。うまくすればノン・パドルでテイク・オフできる。台風やそれに類する原因でやってくるうねりは、大きさに関係なく、普段の波よりも数段パワーがある。こうした波は波のスピードにボードを合わせる(波から逃げるようにパドリングする)こともない。ボードと人間の重さくらいなら、楽にさらって行けるくらいの勢いがあるのだ。
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いよいよ、オアフ島直前ウィークに突入した。
今週の土曜日には、我々夫婦は機上の人となっている。しかしである。そこへ行き着くためには、まだまだ乗り越えなければならない「山」がある。プライヴェートは大したことは無いが、仕事の面では色々片付けたり引き継いだりしなければならない。しかも、夜毎のトレーニングを欠かす積もりもないから、結局のところ荷造りは直前まで出来ないだろう。
加えて、出発日の午前中、奥さんは美容院へ行くという。それまで暇が無い……というのが彼女の言い分だが、昨日など行こうと思えばいけたはずだ。私の場合は、自前のバリカンで15分もあれば出来上がりだから、どうと言うことも無い。まぁ、夜7時近くの便だから、午前中は何もすることは無いのだが……。
今回は、波乗りがメインの旅行になる予定だ。というわけで、万が一の場合に備えて「海外旅行者保険」というものに加入した。ハワイなど島でのサーフィンは、危険が付き物だ。というのも、海底はほとんどの場所が珊瑚礁(リーフという)や岩だからだ。パーリングやワイプアウトする際に、海底で怪我をしないという保証は無いのだ。また、混雑しているところだとボード同士の接触やその他予測の出来ないトラブルが起きる可能性もある。
奥さんも波乗りをするから、ポイントについても吟味した。ワイキキ沖やコックローチ・ベイ(イースト)、トラックス(ウェスト)など、初級レヴェルのサーファーでもできるポイントを回るつもりだ。また、ローカルの強いポイントは避け、とにかく楽しい波乗りをすることを目指そうと思う。
しかし、今回最大のポイントは、ボードの現地購入だ。その中で今吟味を重ねているのが、帰りのことだ。帰りの飛行機に超過料金を払って持ち込む方が安いのか? 宅急便業者やサーフショップなどに頼んで送ってもらう方が安いのか? 様々な方法を考えては、見積りを作っている。何はともあれ、最終的には現地で判断することになるだろう。
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居酒屋のメニューに挑戦してみた。
「揚げだし豆腐」だ。この料理は意外に手間が掛かるため、割と一般家庭では敬遠されがちだ。それに、豆腐の水をよほどうまく切らないと揚げる際にメチャクチャにはねるのだ。そこで、今回のポイントを豆腐の水を如何に切るか? というところに置いてみた。
これにはちょっとした工夫が必要だ。先ずはキッチン・ペーパー(リード・ペーパー・タオルがベスト!)で包む。この状態のまま皿にのせて電子レンジで温めてしまうのだ。約5分程度で、驚くほど水が切れる。ゴーヤチャンプルーなどに使う豆腐も、島豆腐を使わない場合は、この方法で水切りした豆腐が良い。また、電子レンジで温めることにより、中まで火が通った状態にすることができるから、揚げる際も表面の色だけに気をつければよい、というメリットもある。
あとは豆腐を好みの大きさに切って、片栗粉を塗して揚げれば出来上がりだ。付け合せにしし唐やキノコなどを揚げれば、なお美味い。つゆは、そばつゆや素麺のつゆをベースに好みの味をつける。大根おろしを揚がった豆腐の上にのせて、つゆを上からかければ完成だ。
酒のつまみに良し、ご飯とともに食べても良い。少々手間は掛かるが、休日などを利用すれば苦にならないだろう。家にいながらにして、居酒屋気分だ。
2001.8.22
台風がいよいよ近づいてきた。
今朝、我が家を出る頃は、雨の降りも大したことが無かった。「普通の雨」ほどの降りだったのだ。これで本当の台風か? という感じなのだが。ここからはしばらく地面の下を移動するため、雨風の状況がどうなっているのかわからない。約40分後、地上に出てみると……まさに台風だ! という雨と心なしか強めに吹く風が……。
歩き出して1分もしないうちに、ズボンの裾やシャツの背中はヒドイことになっていた。こんなこともあろうかと、今日はチノ・パンにカジュアルなシャツというカッコだ。カバンの中にはビニールで厳重に密閉したオックスフォードのボタン・ダウンと台風直撃に備えて短パンも入っている。こんなことなら始めから短パン着用でくればよかった……という後悔も先に立たずである。
これくらい降れば、いかに雨嫌いの私でも諦めがつくというものだ。
しかし午前中は、キレイに乾燥したサラサラの上半身と、冷たく湿った下半身という非常にアンバランスな状態のまま過ごした。エアコンはガンガン効いているし、風邪を引くのはこういうシチュエーションなのだろう。既に足の先が冷たくなっているから、注意が必要だ。
台風の影響は、昨日書いた重要な全国会議にも及んだ。結局、北日本方面からの参加が危険という理由で、急遽延期となったのだ。その対応のために午前中はドタバタと走り回ったり、遠方の参加者には電話で日程の変更をしたせたりと、慌しい時間を過ごしたのだ。前泊組は、既に出発している人もいて、空港でやっと捕まえた……などという際どいタイミングもあったにはあったが、無事、すべての参加者に情報が伝達された。
台風が来るとワクワクする……という人がいるようだが、ずっと家にいて台風の推移を見守るのならともかく、仕事に行かねばならないということであれば、ウンザリだ。夜のうちに来て、朝には抜けているという状況なら多少はワクワクしよう。今日のような台風なら来ない方がましだ。
波乗りをするにしても、先週のように近づきつつある台風は歓迎だが、本当に近づいてしまったらサーフィンにならないのだ。風が強くなると波が崩れてしまい、良い波にならないのだ。抜けてしまった後の方がまだ良いだろう。今週末は出撃する予定だ。
……とここまで書いて席を外しているうちに、台風は消えてしまったらしい。台風について書いてきたことも、短パンを持ってきたことも、何か虚しい感じになってしまった。悔しいので、帰りは短パンに履き替えて帰ろうと思う。
2001.8.21
台風が徐々に近づいてきて……職場の外の風景は、まだまだ台風とは程遠いが。今晩あたりから明日にかけてが危ないらしい。我が社では、明後日と明々後日に重要な全国会議を控えている。果たして北の方面から来られる方々は大丈夫なのだろうか? 朝からひっきりなしに問い合わせの電話が入るのだが、上層部は強行突破するつもりらしい。
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ずっと以前からそうなのだが。
デート・コースを設定したり、地方から出てきた友人のために観光コースを設定したりすることが、たいそう苦手だ。漠然と「このへん」という目的地は定められるのだが、どこをどう回って、ここで食事をし、こちらでお茶をし、あちらでお酒を飲む……などということができないのだ。苦手なくせに「どこか良いお店を知らないか?」などという質問には、あの店のイタリアンだとか、この店は酒の品揃えが抜群とかいう答えをバシバシ出せる。
したがって、事前のリサーチなどまったくしないものだから、結構苦い経験をしている。
今の奥さんと出逢う前の話だが、ある女性と初めてデートをするというシチュエーションがあった。この女性はラテン音楽の大ファンであったから、ご飯が食べられて、お酒が飲めて、ラテン音楽が聴ける店という条件で私の頭の中の膨大な? ファイルを検索した。ピッタリのお店が銀座にあった。サンバのお店だったのだが、本格的な「シェラスコ」なども食べられ、生バンドのライヴもあった。
しかし結果は……行ってみると、その店は潰れてイタリアンの店になっていた。それからグルグルと銀座を徘徊して、すっかり嫌われてしまったことは言うまでも無い。
行ってみたら違う店になっていた……という哀しい経験は、なにも馴染みのない店ばかりではない。
私が一時期良く行っていたジャズ・クラブに、六本木の老舗があった。自分だけでなく、後輩などにもデートのコースの一部として使うように勧めていたりしのだ。ここは場所的にも非常に分かりやすい場所にあるだけでなく、待ち合わせ(英国風パブ)→食事&音楽(老舗のジャズ・クラブ)→酒&音楽(小洒落たジャズ・バー)というコースをお手軽に、しかも殆ど移動距離を必要としないで設定できるメリットがあったのだ。
しかしである。老舗のくせに、経営者が「モツ煮込み」が流行ったときにそちらに手を出して、ブームがあっという間に去った後、経営難に陥り、何の知らせも無く潰れてしまったのだ。
話が逸れていってしまったが。
女性でも友人でも、私の中に「人をもてなそう」だとか「喜んでもらおう」などという考えが欠如しているのだ。自分の気に入ったところへ行き、ある程度楽しんでしまえばそれでOKなのだ。その店に居座るか、あるいはお開きにして帰りたくなってしまう。面倒見がよくないのだ。
結婚前の奥さんとのデートも同じような状況で推移していた。一軒目だけは決まっているが、その後は場当たり的に行きたいところへ行っていた。こういういい加減な性格は、あっという間に見抜かれ、奥さんは自分の家で飯を食う、という作戦に出た。彼女が合わせてくれたおかげで、我々は結婚にまで至ることが出来たのだが。
これではまるで、自分のアドリヴのみに関心を持つ「暴君」のようなバンド・リーダーではないか?! と思うことも度々なのだが、アドリヴ人生で生きているから仕方が無い。したいときにしたいことをする。これが基本だ。
最後は収拾がつかなくなってしまった。
2001.8.20
金曜日は、内緒の話なのだが、午前中で作業を終了してしまった。14時には東京へ戻ってきていたのである。というわけで、午後の時間を有効に活用するために、御茶ノ水のスポーツ用品店街へ行った。もちろんサーフィン関連の用品を購入するためである。5軒ほど店を回って入手したのは、奥さん用のロング・ボードのHow toビデオ、9フィートのリーシュ・コードだ。
このビデオはウィングナットという有名なプロをフィーチャーした「Art of long boarding」というものだ。これは非常に優れもので、How toというだけでなく、テクニックだけでなく様々な面で非常に参考になる。実際のライディングに直結したアドヴァイス的なものが多く、一般的な「教則」ビデオとは一線を画している。イメージがしやすいのだ。
リーシュ・コードは、私用に持っていたものが奥さんに取られてしまったので、新たに購入したのだ。
土曜日は、仕事に出かける奥さんを職場まで送っていった。というのも、この日は世田谷区と川崎市の共同花火大会があるため、彼女の帰宅時間のころには、我が家の周辺は通行止めとなってしまうのである。彼女を送り出した後、私は昼寝もせずに働き始めた。
先ずは、ここのところ週末といえば仕事と海でサボりがちだった部屋の掃除からスタートだ。掃除機をかけ、床を拭き、散乱しているカバンなどを整理し、洗濯し……。涼しい土曜日であったが、結構な汗をかいた。続いて昼飯の用意だ。冷凍してあった「鮭プラスαご飯」を解凍し、豚肉とネギの細切りを皿に敷き、醤油、味醂、トウチ、胡麻油などを上からかけて電子レンジで10分暖める。これで立派な中華風のおかずができる。
食後は、一服する暇も無くボードのワックス塗りだ。
奥さんのボードは新品だから、入念にワックスを塗る必要がある。9.6フィートのクラシカル・タイプは、塗り始めると永遠を思わせる面積を有している事がわかる。新品のワックスを半分以上使い、やっと前面に塗ることが出来た。ついでに私のボードにもワックスを塗る。ニュー・ボードと比べればまだ楽だが、9フィートのロング・ボードだ。結局2枚のボードにワックス1個を使い切ってしまった。
ヌルヌルになった手を食器用の洗剤で洗い、2枚のボードをケースに収め、所定の位置に収納し、出し入れとワックス塗りのために移動してあった自転車を元に戻した。大変な重労働で、シャワーが必要なほどの発汗だ。
そうこうしているうちに、奥さんの仕事が早く上がりそうだから迎えにくるように、という指令が入る。バタバタと出かける用意をし、迎えに行く。近くだから……という油断は禁物だ。既に最寄駅付近は花火の見物客で混み始めてきている。当然、道路の方も混雑が始まっている。駅付近は既に身動きできないほどだ。朝から場所取りのために出動している人がいるくらいだから、午後になればそういう人はさらに増えて当然だ。
無事、彼女の職場につき、ピックアップを終えると、今度は買い物だ。通行止めが始まるまで、もうあまり時間が無い。再びドタバタと買い物を終えて滑り込みで家に帰り着いた。
夕食は得意の「チリ・ビーンズ」だ。レシピは過去のTextのどこかを参照。今回はハラペーニョが無かったため、唐辛子を大量に投入。たいそうホットなチリ・ビーンズとなった。夕食時からアルコールをかなり多めに摂取する。翌日早起きするための早寝にそなえたのだ。
19時になると、花火の一発目が上がる。おっとり刀で駆けつけても十分に間に合う近さだから、ビールを二本携えて出かける。この日は強風のため、川崎市側の打ち上げが度々中断された。最後は十発以上残して中止となった。世田谷区側では、まだまだ打ち上げが続いていたが、終了時の混雑を考えて我々も早めに切り上げた。
日曜日は3時半に起床、荷物やボードを積み込んで海へ出発だ。今回は、友達夫婦とその友人と現地で合流するため、遅れるわけにはいかないのだ。いつもより30分ほど早く家を出た。台風の影響でかなりうねりが高いという天気予報に期待十分だ。7時少し過ぎに現地に到着してみると、既に車が一杯だ。皆台風の高波を期待しているのだ。
しかしである。その波は予想を上回る大きさであった。波打ち際から50m以上離れたところまでド〜ン! という音が聞こえてくる。一番大きな波は、波打ち際から50mは沖で立っているから、実に100m以上離れたところまで音が聞こえていることになる。先ずは偵察からだ。着替えたりする前に、いつもの場所へ行ってみる。ノースショアの冬を思わせるビッグ・ウェーヴが、次々とセットで来ている。この波にビビッて帰ってしまう人もいるぐらいだ。私の背丈の倍を超える波なのだ。
これぐらい大きくなってしまうと、ロング・ボードでは太刀打ちできない。最初のビッグ・ウェーヴが崩れると、そのうねりは岸に向かってあと3回は波として立つ。立つごとに小さくなっていくから、奥さんは最後の波で練習すれば良いだろう。私は二番目のブレイクを捕まえることにする。そんなことを考えている間に友達夫婦一行が到着し、いよいよ海へ入った。
大きな波のパワーというのもは、予想以上にすごい。その片鱗は、海に入ってすぐに分かる。いわゆる「引き波」の力が異常に強いのだ。うねりが波となって盛り上がるときには、陸側の水をも引っ張りながら立ち上がるのだ。低いところから見ると、波が立つ場所ごとに、水面の高さが3段階に階段状に高さが違っているのが分かる。これが波に実際に乗ってみると、もっとハッキリする。ロング・ボードなら、ほとんどパドリングなしで乗れてしまうのだ。それだけ普段の波とはスピードも力も違うということだろう。
さて、注目のニュー・ボードだが。これは抜群に乗りやすい。安定感も抜群で、もっとゆっくりした波ならば、たいそう楽しく乗れるだろう。私のボードは、こういったシチュエーションにはピッタリで、ロング・ボードのくせにクイクイとよく曲がってくれる。早い波には、やはり反応の鋭い板がマッチする。
こういった状況の海では、ムチャさえしなければ、練習するにはもってこいの状況といえる。退屈な「波待ち」をしなくて済むからだ。条件の良い波を待つことは、結構精神的ストレスが溜まる。昨日のような状況なら、良い波が次々とやってくるから、本数も稼ぐことができる。昨日1日で2週間分の本数ぐらいは乗れただろう、という感じだ。20年のブランクをかなり取り戻すことが出来たと思う。
ニュー・ボードで立つことができた奥さんは、益々気を良くして、今週も出撃するつもりになっている。もちろん、私も出撃する気になっていることは言うまでもない。この調子で練習を重ね、ハワイでは結構な乗り手としてデヴューを狙うつもりだ。
2001.8.16
奥さんが購入したロング・ボードがやってきた。
19時以降の配達指定で頼んでおいたのだが。やってきたのは21時になろうかという時間であった。佐川急便のお兄さんが、額に汗を浮かべながら運んできた。
お兄さん:「サーフボードですか?」
私:「そうだと思います」
お兄さん:「長いっす……(相当うんざり気味)」
という会話の後、厳重に梱包されたボードがマンションの階段の影から姿を現した。梱包のまま家へ入れようとしたのだが、入らない。お兄さんに手伝ってもらって試行錯誤したのだが、結局表でバラすことになった。それからが大変であった。カッター・ナイフを用意し、バリバリと梱包を解く。頑丈なビニール・テープで何重にも巻かれた梱包は、数箇所に刃を入れたぐらいではびくともしないのだ。
ようやくすべての梱包を取り去り、ボードが姿を現したのは、開梱開始から20分以上経過したころであった。傷の心配の無い物であればこれほどの時間は必要ないのだが、何しろ新品のボードだから、ナイフの刃が当たらないように神経を使った。剥き出しになったボードを今度は部屋へ運び入れなければならない。
さすがに9.6フィートのクラシカル・タイプのボードはデカい! 開梱のときに傷をつけないように神経を使ったというのに、運搬時にテイルやらレールを擦ってしまい、傷物にしてしまった。奥さんから轟々たる非難を浴びたことは言うまでもない。その後梱包の残骸を片付け、新着のボードを私のボードの隣に並べて収納して、作業終了だ。
新しいボードが到着して、奥さんは上機嫌だ。明日(ということは、これを書いている今日)は早速、ケースやリーシュ・コードを買いに行く! と張り切っている。私のボードと比較して、長さで20cm弱、巾で10cm以上大きなボードである。二枚のボードを(当然のことながら、一人で)運搬しなければならないことを考えると、私自身はゲンナリだ。
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最近はほとんどなくなったのだが。
何かに熱中していて、気が付いたら朝であったということが良くあった。例えば、面白い本を読んでいて時間が経つのも気が付かないであるとか。妙に頭と指の動きが抜群の連携で、半ば開いた口から涎が垂れているのも気づかずベースを弾くとか。プラモデルを作り始めて、途中で止められなくなってしまうとか。部屋の片づけをしていたら、懐かしいお宝がザクザク出てきてしまい、思い出に深く深く浸ってしまうとか……。
世に初めてリズム・マシンという物が登場した頃。ドラムスの友人が早速入手してきた。現在のマシンと違って、音源も貧弱(というよりも100%作り物の音であった)で、箱の上にボタンが5つくらい付いていただけの物なのだが。様々なボタンから奏でられるシンバルやスネア、タムの音が物珍しく、狂ったように叩きまくった。
このときも涎が垂れていたように思う。家族に迷惑が掛からぬよう、ヘッド・フォンを嵌めてやっていたもの影響して、異常なまでの集中力を発揮したのだ。ポクポク……バシバシ……。4ビート、8ビート、16ビート。静かだが、確実な興奮が私の全身を覆っていた。この奇妙な熱狂に終止符が打たれたのは、翌朝、私を起こしにきた母によってであった。
私の興奮と集中は、かなり危なかったらしく、目が合った母がたじろいだことを覚えている。
2001.8.15
久しぶりに料理について書こうと思う。
その1。とても信じられないような取り合わせのパスタ。「タラコ・キムチ・パスタ」というものだ。このネーミングを聞いて、一発でこれが美味い! と思われる方がいたら、それは素晴らしい味覚の持ち主であると断言できよう。私もこのネーミングを聞いたときは「マジかよ?!」とか「ウェ〜!」という感じであった。しかし、このパスタ、ネーミングの不気味さとは正反対に、メチャクチャに美味いのだ。まさにカルチャーショックと言って良いだろう。
このパスタは、奥さんのオリジナルである。自分の好きな食材を「混ぜ合わせた」感じが強い気がするが……早速レシピをご紹介しよう。用意するものはタラコ(明太子でも良い。寧ろこちらの方が美味い)二腹を解す。キムチ適量(多めが美味い)と混ぜ合わせておく。ここへ茹でたパスタとバター(これも多めが絶対美味い)を投入してよく混ぜる。皿に盛って上から海苔を塗せば出来上がりだ。
和・洋・韓の折衷を見事な形で実現した、非常にデリケートな味わいが印象深い。いくらでも食べられるような錯覚を覚える味は、パスタ無しでご飯と合わせても絶対的に美味い。
その2。手羽先の四川風煮込み。簡単で、メチャクチャ美味いという意味では、タラコ・キムチ・パスタと良い勝負だが、こちらはかなり本格的な中華の味だ。以前、鶏の足先の煮込みを食べたときの味をヒントに作り出した(一応)オリジナルだ。早速レシピを見てみよう。
煮込むための下拵えとして、胡麻油と唐辛子を熱したフライパンに手羽先を投入。軽く両面に焦げ目をつける。勿体無いが、フライパンの油と唐辛子はこれでお役御免だ。他の料理へ活かしたい。浅めの平鍋に酒(中国産が望ましい)、水を一対一の割合で投入する。味付けは醤油、山椒(フォアジョ)、五香粉(ウーフェンシャン)、生姜(たっぷり)だ。手羽先は、既にある程度火が通っているから、30分も煮込めば完成だ。
骨付き肉の特徴である「コラーゲン」が出ており、美容(私には関係ないが……)にも効果的だ。山椒のピリッとした辛味が非常に爽やかで、五香粉のスパイシーな味と香りが抜群だ。酒のつまみに良し、スープごとご飯にかけて「手羽先丼」にして良し。非常に守備範囲の広いおかずといえるだろう。
こういう料理を食べて感じるのだが、手羽先はカレーのように「煮込む」方が断然美味い。肉が薄いから、焼くとスカスカになってしまうのだ。かといって、胸肉などは淡白すぎて煮込み料理には向かない。鶏肉は美味いが、使い方を間違えると失敗が目立つのだ。
2001.8.14
5月の連休に購入し、育ててきた植物たちが危機に瀕している。
先ずは、種から育てたバジル、タイム、ミント。それぞれが発芽からしばらくは順調であった。特にミントは、成長も早く期待十分な滑り出しであった。タイムは最も発芽が遅く、先行きが危ぶまれたが、発芽からは順調であった。最も生命力が強いと言われているバジルは、あっという間に成長を始めた。これらが危機に瀕し始めたのは、6月に入る頃からであった。
購入時のTextにも書いたのだが、これらの種は想像を絶する小ささであった。したがって、蒔いたときはどれほどの間隔で種が散らばったかがまったく分からない状態なのだ。また、種の入っていた袋の説明書きを読むと、適度に「間引き」すべし……とある。これにしたがってバジルについては間引きを行った。このころから彼らの成長に影が差し始めた。
どうやら、手で触ったり間引きしたりするうちに、病気になったり根に影響を受けてしまったらしいのだ。次第に葉が落ち、枯れ始めてしまったのだ。特にミントはあっという間に全滅の憂き目を見ることとなった。奥さんが「こんなに小さくても、ミントの匂いがする!」などと葉っぱを触ったりもいだりしたためであろう。こういう病気? は伝播するらしく、タイムやバジルにも広がった。
結局、バジルが3本、タイムが5本、残っただけである。しかも、まったくひ弱な状態で、食べるなどと言うレヴェルからは程遠い状態にある。触ったりした影響だけでなく、日照時間の不足もあるのだと私は分析している。日陰になりやすいベランダではなく、玄関脇のスペースで育てれば、もっと違った結果になったのではないかと考えている。
もう一度挑戦してみる価値はあるだろう。
他の植物たちはどうだろうか? 株や苗で買ってきた植物たちだ。ローズマリーは順調すぎるほどの成長で、花もつけたし、とにかく恐ろしい勢いで大きくなっている。月桂樹は、これまた非常に順調だが、何分成長の結果が「樹木」であるから、その成長は他の植物と比べると遅いと言わざるを得ない。パセリも順調である。もう何度か我が家の食卓を飾るに至っている。少しずつ食べていけば、あとからどんどん新しい葉っぱが生えてくるのだ。問題はゴーヤである。はじめのうちはものすごい勢いで伸びていたのだが、ある日突風が吹いた夜に茎の殆どが折れてしまい、全滅となってしまった。
まだまだある。先日の出張の期間中は、奥さんに「植物主任」の代役を頼んだのであるが、彼女はこの間全く植物主任としての仕事を怠ったのである。結果は火を見るよりも明らかで、私が帰って確認したところによると、パセリは死ぬ一歩手前という状態まできていた。慌てて水をやって、何とか命は取り留めたが、当分の間食べることはムリだろう。
このようにして、我が家の植物たちは次々に絶滅の危機に瀕している。9月のハワイ遠征では、先ず間違いなくパセリはアウトだろう。新たな方策が必要とされる。
2001.8.13
出張の楽しみとは何か?
昼間は仕事。名所旧跡を見学できるチャンスなど皆無に等しい。まぁ、極たまに移動の途中にそういうチャンスに恵まれる場合もあるのだが……。広島には過去10回以上出張に行っているが、原爆ドームには一度も行っていない。高校の修学旅行以来だから、20年以上訪れていないことになる。こうして昼間は何の楽しみもない(仕事で行っているのだから当然なのだが)出張の唯一の楽しみが夕食だろう。
その土地の特産品や酒に親しむことが最大の楽しみなのだ。
今回の福岡では、やはり「魚」と「ラーメン」が有名なようだ。魚は、佐賀県(福岡県の隣)特産の関鯖や関鯵だ。関鯖は、鯖と呼ぶには相応しくないほどの味であり大きさだ。東京では一尾8000円以上するだろう。しかも、何の調理も施されていない状態でだ。これを活き作りにして4500円なのだから驚きだ。味の方は推して知るべしだ。
さらには「烏賊」だ。これも活き作りが良い。新鮮な烏賊は、透明なのだ。河豚の刺身の如く皿の模様が見えるほどの透明度だ。これが徐々に白くなっていく。福岡は下関に近い。したがって河豚も美味いのだが、さすがにこれは時期を外してしまったため食べることは出来なかった。
ラーメンに関しては、それぞれの好みもあるから、一概に美味いとは言い切れない部分もある。特徴は、豚骨ベースの白い、こってりしたスープと、縮れていないストレートな細麺だ。こってり系が好きな人にはたまらない味であるはずだ。これが「博多ラーメン」。他に「長浜ラーメン」と呼ばれるものがあったりするのだが、私は食べていないので、コメントが出来ない。
博多ラーメンは、有名な行列ができる店と東京などにも進出している店の二軒に行った。どちらも美味く、甲乙つけがたいところだが、強いて言うなら前者の方が僅かに美味いように感じた。この店は自称「会員制」を謳っている、面白い店だ。会員制とはいえ、誰でも入店できるところが「自称」なのだ。食券を買って中に入るという「立ち食いそば」のようなところなのだが、中に入るとその印象は吹っ飛んでしまう。
牛丼の吉野家的な「岬状」に張り出したカウンターがあり、カウンター内を店員が行き来できるようになっている。そのカウンターに一席ずつ仕切のついた客席が設けられている。隣の人と話が出来ないようになっているのだ。また、客席とカウンター内は暖簾によって完全に遮断されており、店員と客のコミュニケーションも必要以上に遮断されている。その代りに、席にはアンケート用紙のような「注文書」が置かれており、自分の好みに合った味付け(こってり具合、麺の固さなど)を個別にできるようになっている。要は食べることに専念させ、行列が出来ても短時間で客を捌けるように工夫されているのだ。
酒については、日本酒や焼酎の類にあまり興味の無い私にとっては特に語るべきものは無かった。
日ごろの鬱憤や欲求不満が溜まっている人たちは、自宅を遠く離れた場所で、一夜限りのアヴァンチュールを期待したり、風俗店に期待したりという、別の楽しみがあるのだが、私の出張はとういうわけかタイトでしかも肉体的精神的にハードなものが多い。夜はグッタリ……というときが多いのだ。
しばらく出張は「お腹一杯」というのが正直な感想だろうか? とはいえ、9月と11月にもハードな出張が既にブッキングされている。先々が思いやられる。
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昨日、日曜日はサーフィンだ。
お盆の時期ということもあり、午前4時半出発にもかかわらず、首都高速は既に渋滞が始まっていた。急遽予定を変更して、行きからアクアラインを使う。これはやはり早い。8時前には現地に到着していた。帰りは国道127号の渋滞を少しでもかわすために「富津館山道路」を利用する。これでおそらく2時間近い短縮が可能だ。さらにアクアラインを再度使うことによって、湾岸線の渋滞を回避した。先週の5時間に対して今回は3時間の所要時間で帰り着くことが出来た。
しかしである。到着してみると、波はほとんど「フラット」状態。おまけに夕立のような雨は断続的に降る始末で、昼までいたうち、良い波は5本あったかなかったかであった。パドリングの練習に行ったようなものである。このような小さな波のときは、素人が練習するにはもってこいだ。というわけで、一時間ほど奥さんをボードに乗せた。私のボードは、ロング・ボードであるにもかかわらず、浮力が弱い(ということは薄い)。パドリングをしゃかりきになってやらないとスピードがつかないのだ。波のタイミングに合わせて、私がボードを力一杯押し出すことで、彼女の非力を補った。結果は、5本に1本くらいの割合で立てるようになった。
これに気を良くした彼女は、ロング・ボードを速攻で購入。展示処分品を格安で入手したのであった。このボードは、クラシカルなタイプで、9.6フィート。彼女の身長のほぼ倍近い長さである。当然厚みも巾も私のボードと比べればがっちりしているから、それだけ重い。海に浮かべるまでの運搬役は、言わずもがな、私の役目となることだろう。
このボードなら、奥さんでも使ったその日から立てるだろう。多少小さな波でも、十分に波を捕まえることができるから、楽しい波乗りができる。
今週中には商品が届くから、次の出撃からはボード2枚体勢だ。
2001.8.7
出張に出かける間際までバタバタしている。
今日は大荷物となるため、朝は30分以上早めに家を出た。学生の人々が夏休みということもあるが、電車は比較的空いている。それでも、昨日など会社に9時ギリギリで到着するような時間帯は、普段と変わらぬ混み様だ。誰でもギリギリまで寝ていたいし、ギリギリまで出社したくないのは同じということか? 私の場合は、出かける時間が30分ズレることに大した抵抗感は無い。起床する時間は変わらないからだ。ウダウダする時間を短縮するだけだからだ。
こうして考えると、朝の時間というのは、ほとんど何もしていないことがわかる。トイレに行く。テレビを見る。タバコを喫う。コーヒーを飲む。着替える。主要な行為はこれぐらいだ。あとの時間は、ほとんどボ〜ッとしているのだ。形だけは目覚めたが、身体も頭も本格的に目覚めているわけではない。少しずつ身体を動かして、エンジンの暖機運転の如く、徐々に各部の血の巡りを良くしないと、動けないようだ。
海へ行ったり、山へ行ったり、釣りに行ったり……遊ぶためにはいくらでも早く起きることが出来、即行動に移れるのはどうしたわけだろうか?
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加速するエクストリーム。
先日のサーフィン。私がやっているのを見て、奥さんは相当楽しそうだ! と感じたらしい。ボディ・ボードでは飽き足らず、サーフボードが欲しい! とのたまった。そこで急遽Yahooオークションを検索することになった。ロング・ボードがほしいということで、それを中心に探していく。そこそこ良い物が見つかり、入札! 私が気に入ったボード(10000円!)と併せて二枚も入札をしてしまった。乗る人間が限られているというのに、ボードだけが増えていく……。
今回入札した物件は、ハード・ケース付きなので、見事落札した際にはいきなりハワイへ連れて行く、ということになるだろう。DHチームの合同練習も近々予定されており、週末のスケジュールはいっぱいだ。どこまでも、留まるところを知らないエクストリームだ。
2001.8.6
昨日は、予定通り波乗りに行ってきた。
ほぼ午前中で終了したのだが、かなり充実した波乗りであった。約20年ぶりという長いブランクは、私をろくにのボードの上に立つことも出来ないほどの実力まで落としてしまっていた。もう、素人の域を出ないレヴェルと言って良いだろう。しかしながら、終了する頃にはなんとかボードの上に立つことが出来るくらいまでには回復することができた。
さて、実際はどうであったのか? なんといってもすべてはタイミングなのだ。先ず沖に出て、波を捕まえることが出来ない。良い波が来て、パドリングを始めるのだが、これが遅すぎる。ボードにスピードがついた頃には、波に追い越されているような状態である。完全に出だしのタイミングを逸しているのだ。このタイミングを掴むのにかなりの時間を費やした。掴んだ頃には、終了の時間が迫っていた。パドリングだけでヘトヘトになってしまった。
しかし、タイミングを掴んでしまえば、ボードの上に立ち上がることは結構簡単だ。ボードを波が下から押し上げているから、安定している。下り傾斜とスピードの恐怖感さえ克服すれば、誰でも立てるだろう。私の場合は、他のエクストリーム系スポーツでこれらの恐怖感は無いに等しいし、このころになって20年前の記憶が戻ってきたことも手伝って、最後にはまずまず納得できるライディングができるところまで漕ぎ着けた。
あとは、このレヴェルのライディングを身体に叩き込み、徐々にターン系の技を試みるようにすれば良い。この夏の間にどこまでいけるか? である。その他、フィンを変更することを考えている。現在はマニューバー系(ターンを多用する乗り方)のための小さなタイプを付けているが、ライディングが安定するまでは、ロングボード用の長いセンター・フィン一枚で行こうと思う。直進安定性とスピードを重視するのだ。
私が波に遊ばれている間、奥さんはボディ・ボードで遊んでいた。彼女も10以上のブランクだと言う割には、そのレヴェルはかなり高い。昨日浜で見かけたボディ・ボーダーたちの中では、かなり上のレヴェルである。左右へのアクションをキビキビとキメられるのは彼女だけであった。やはり、ブランクは波を捕まえるタイミングに出るようで、彼女もかなりの時間、波に置いて行かれる状況が続いていた。
まぁ、ボディ・ボードは誰でも出来る……と奥さんと自分の復活レヴェルの差には、納得するようにしている。なにしろ、私は負けず嫌いなのだ。
昨日は、千葉の館山よりも先へ行ったのだが、この方面の道の無さには本当に参る。過去よく行った釣り場の亀山ダムも方面としては同じだから、経験として分かってはいるのだが、行きが2時間、帰りが5時間というのでは、落差が大き過ぎる。行きは朝が早いために混雑は皆無だ。サーファーや釣り人だけの時間帯だからだ。これが帰りになると、サーファー、釣り人、海水浴客、地元の人々が入り乱れることになる。交通量が一気に増すのだ。
加えて信号機の問題がある。市街地や集落の周辺を除けば、この方面は信号機が殆ど無いか、ずっと青のままなのだ。このため、信号機の無い状態のところに多くの車が入ることになる。そこへ赤信号一つが出現すれば、結果は火を見るより明らかだ。高速道路の自然渋滞の原因に、先頭の車がブレーキを踏んだために、後方へ連鎖反応が起こり、結果的には数十キロに及ぶ渋滞に発展するというものがある。なんとも不思議な現象ではあるが、信号機がない地域に入ると、不思議と流れることを考えれば、この原因分析は正しいと思わざるを得ない。
これを回避するには、空を飛ぶか海を渡るかしかないのだ。金谷から久里浜までカーフェリーが運航されている。所要時間は35分だという。金谷から約5km地点まで渋滞の中を走るのと変わらない時間だ。これなら久里浜から多少の渋滞を経て我が家へ帰り着く方が早いのではないか? 次回は実地で試してみようと思っている。フェリーで移動中は、運転しなくても済むというもの大きな魅力だ。
次回は出張から帰った次の日の日曜日だ。
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予定通り明日から出張だ。午前中はまだ職場にいるから、なんとか今週最後の更新を試みるつもりである。
2001.8.4
実に久しぶりの……というよりは、通算二回目の土曜日更新だ。
昨日は群馬での肉体労働付き日帰り出張であった。午前中も早い時間帯は曇っていて、こりゃぁ、涼しくて良いや! などと思っていたのもつかの間、あっという間に晴れてしまい地獄の肉体労働となった。密閉された空間での肉体労働であったから、キックの練習並に汗をかいた。着替えは持っていいたのだが、パンツの替えを持っていなかったのだ。帰りは「ノー・パン」での短パン着用であった。
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ノー・パンといえば。
休日などのプライヴェートでは、季節を問わずノー・パンでいるときが多い。多いというよりも、ノー・パンですごすことを心がけている。はじめのうちは、外出の際にやや抵抗感を覚えるが、慣れてしまうと止められなくなる。これを書いている現在も、ノー・パンに短パンを着用している状態である。
このいわゆる「直接ズボン」状態が習慣となったのは、高校生の頃からである。サッカーをしていたから、家にはサッカー用の短パンがゴロゴロしていた。それを下着兼部屋着として採用に至ったのが根付いたのである。この状態は、トイレの際に素早く対応できるし、ちょっとした外出(ジュースやタバコを買いに行くなど)だったら、そのまま出来る、という数々のメリットを持っている。特に夏場などでは、ムレがちな股間を常にクールに保つことが出来る。
そのうちこれが習慣となると、外出の際にも下着無しでズボンを着用することになる。股間のイチモツは、下着によって締め付けらることなく自由に動けるようになり、大変都合がよい。ジーンズなどの硬くて厚い地のズボンでも、あまり問題ない。意外に座りが良く、きちんと収まるべきところに収まるのだ。
しかし、メリットばかりではない。ジッパー・タイプのジーンズは、ジッパー自体もゴツイ。ジッパーでイチモツを挟んだことは数知れない。私のイチモツは傷だらけだ。また、短パン着用の際には特に気をつけなければならないのが、いわゆる「横チン」見えている状態だ。これには、数年前に苦い経験がある。
私の実家の犬は、ロングヘアのミニチュア・ダックスである。だから、散歩に連れて行くと至るところで人気者だ。ある日散歩に連れて行ったときのことである。公園のベンチに座って犬と休んでいた。色々な人が犬を見にやってくる。頭をなでたりする人もいたが、しばらくして私はある事実に気づいた。犬を見て寄ってくる人々の何割かは突然顔をしかめて去っていくのである。
犬を点検してみたが、特にこれといった不都合はない。すっと風が吹き抜けたときに、ハッと気づいた。私の状態はノー・パンに短パンである。その状態で足を組んでいたのだ。風が通って気持ちがいいなぁと思っていたのだが、それは、私の横チンが見えていたからであったのだ。
しばらく恥ずかしい思いをしたことは言うまでもない。
2001.8.2
今週末から来週にかけてのスケジュール報告。
明日は群馬へ日帰り出張のために更新はお休みだ。
明後日、土曜日は通常ならお休みなのだが、休日出勤のため、もしかすると更新するかもしれない。
日曜は海へ行く予定なので、当然お休みだ。目的はもちろん波乗り。
来週は、月曜のみの更新になる。火曜日〜土曜日は福岡へ出張なのだ。
……というような感じで進んでいく予定だ。なんともドタバタなスケジュールなのだが、まぁ給料分ぐらいは働かなければなるまい。上司の計画や企画が甘いと、部下が尻拭いに苦労するという典型的な行動予定だ。
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夏になったが、皆が夏休みを謳歌する今月、私は夏休みが取れない。9月(1日〜9日)にズレ込んだのだ。これは毎年のことなので何も言うことはない。夏休みの予定は既に組まれていて、今年もハワイ行きが決定済みだ。先程「チケット主任」である奥さんから電話があり、チケットを抑えた旨報告があった。あとは「ホテル主任」の私が、早急にホテルを手配するだけである。日程は決まりました、エアは抑えましたで、ホテルがありませんでは洒落にならない。もう一つ、レンタカーも抑える必要がある。これはインターネット経由で手配できるから、余り慌てる必要はない。
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お休みが続く間の「読み物」を少し溜めておこうと持っている。Favoritesの更新も滞っているというのに、またもや新企画を立ち上げることにした。Musicの中に「Jazzの夜話」というコーナーを新設することにした。ちょっとしたエピソードや豆知識、ジャズの周辺に関する話題のようなものを短い文章で羅列していこうと考えている。もちろん、その他のコンテンツに関しても出来る限り更新して、退屈凌ぎができるようにしようと思う。
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スポーツクラブだけでなく、運動で健康を保つこと考えてみた。
この問題提起は、奥さんからあった。というのも、我々夫婦がスポーツクラブに通うようになってしばらく経つが、その間クラブに通ってくる様々な人々を観察しているうちにある疑問が浮かんできたのだ。プールやジム、スタジオなど、各施設には「主(ぬし)」と呼べるような、何年も通ってきているような人が必ずいる。こういう人々が皆シェイプされた見事な身体つきであれば良いのだが、決してそうではないのだ。極端に太っているか痩せているか、どちらかのタイプなのだ。
何年通っても効果が上がらないのでは? という不安が湧き出したとしても仕方があるまい。しかし、こういった人々の場合、スポーツクラブを半ば社交の場として利用しているような印象が見受けられることも事実だ。彼らが運動しているところを見ても、休み休みであったり、楽をしようとしていたりと、身体を痛めつけるようなことをしていない。
小泉首相ではないが、良い身体になるため(肉体改造)には「痛みが伴う」のだ。徹底的に自分をいじめるつもりでやらなければ効果は出てこない。また、代謝の関係で最低でも3ヶ月は続けなければ、本当の体質改善にはならない。人間とは怠惰な生き物である。なるべく楽をしながら生きようとする。したがって、誰でも「楽に痩せたい」とか「楽に筋肉モリモリになりたい」と考えるのだ。
こうした考えが「サプリメント」や「薬」や「痩身美容」の繁栄を呼んでいるのだろう。また、運動で痩せたとしても、痩せたら運動を止めてしまうから、その後の状況は推して知るべしだ。
これとは逆に、運動中毒になってしまう人がいる。毎日本当にトレーニングのためにスポーツクラブへ通うのだ。1日でも休むとことが許されないような「強迫観念」に襲われるらしい。こうしたタイプは、運動中毒者だけでなく、競技者にも多いだろう。こういう人々は、主とはならず、ただ黙々とトレーニングに明け暮れる。別の意味でのワーカホリックだろう。
結論としては、スポーツクラブに通うことに意味があるのではなく、如何に自分に厳しく鍛えるか、という至極簡単なことに行き着いてしまうお話であった。
2001.8.1
最近、ある女性と密かにメール交換をしている。
密かにであるから、もちろん奥さんにも秘密だ。浮気?! と誰もが想像しよう。しかしそのお相手というのが誰あろう、奥さんの「ご母堂」なのだ。というのも、先月の誕生日プレゼントに携帯電話を選んだのだ。そのため、現在メールをやりとりすることが楽しくて仕方のない時期に差し掛かっている。ご母堂くらいの年齢だと、友人知人関係でもメールをする人というのがさほど多くない。したがって私や奥さんが主なメールの相手となるわけだ。
若い人ならともかく、もう老人の部類に入る人が始めたわけだから、はじめの頃は「小学生の日記」のような文章であった。3センテンスくらいを打ち込むのに30分以上かかっていたらしい。面白いもので、自らの手で紙に記すときと機械で打ち込むときでは明らかに文体が変わるのはなぜだろうか? やはり機械に普段接していない人の「緊張」や思うとおりに打ち込めない「苛立ち」などがそうさせるのだろう。慣れてくるにしたがって、文体が戻ってくるのがまた面白い。
逆に機械に慣れすぎてしまうと、実際に記すときのほうがたどたどしくなってしまうのかもしれない。極端に漢字が少なくなったり、誤字(これは機械で打ち込んでも同じだ)が多くなったり……。私など、自分の字が汚いということもあって、自分で書いているとイヤになってくる。集中力も殺がれるし、勢い良く1000字くらいを書き進むようなことが出来ないのだ。機械に打ち込んでいく方法であれば、かなりの量を一気に書き上げることも可能だ。
さて、彼女たち親子は、親子の間で電話やメールで情報交換をしている。奥さんが話さないような、レアな情報を私が密かにご母堂にリークしている。したがって、奥さんが話していない情報が親子の会話に突然出現して、ドキリとすることがあるらしい。まぁ、ドキリとするとはいえ、日常生活での面白い話題(主に笑い話だ)なので、夫婦の間に罅が入るわけではない。
女同士の親子関係というのは、傍から見ていると非常に面白い。友達同士のようでもあり、明確に親子でもあり、立場が逆転しているようにも感じられ、そして何より非常に密接だ。おそらく週に数回は電話で話しているだろう。私など用がなければ実家に電話もしないし、実家からも用がなければ電話は掛かってこない。だからといって、決して淡白な関係かといえばそうではない。女同士の親子関係とは性質が違うのだ。
ご母堂は、書道、華道、陶芸、絵画と幅広く活躍する才女である。そこへさらに新たな挑戦課題を自らに与える姿勢というは見習うべきものがある。「携帯に慣れたらパソコンに挑戦!」という言葉が出てくるのだから驚きだ。まだまだ彼女の挑戦は続く。
この「新たな挑戦」というのは、私の考え方と非常に通じるところがある。人間関係だけでなく、様々な事柄において、我々は「出会わず」に過ごしていることがほとんどだ。例えば、小さな頃からサッカーをしていて、現在はプロのサッカー選手として成功を収めている人も、本当は科学者としての才能の方が高かった可能性だってあるかもしれないのだ。これは極端な例かもしれないが、自分では「向いている」あるいは「得意だ」と思っている事柄も、まだ出会っていない事柄の方が才能を発揮できるかもしれない。
確かに、スポーツのように肉体的な限界が低い事柄については出会いの時期を逸してしまうと、本当の力が発揮できないかもしれない。しかし、基本的には初体験に年齢制限はない、というのが私の持論であるから、興味を持ったものには次々に挑戦していく姿勢をずっと保ちたいと考えている。人間は本来持っている能力の30%程度しか使っていない、と言われている。頭と身体をフルに使って、未知の才能と遭遇するのだ。
などと考えつつ、今日もご母堂とのメール交換は続く。
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