■私の音楽遍歴 2000.10.10
私の音楽遍歴を簡単に。
幼稚園の頃、母親がエレクトーンを習わそうとしたが、泣いて嫌がったという。それからしばらくは、音楽の授業以外では歌謡曲を聴いたり歌ったりするぐらで、まったく音楽とは無縁なただの悪ガキとして育った。
そもそも私が本格的に音楽を意識したのは、小学校4年生のころKISSというハードロックのバンドを聴いてからだ。小学校から中学2年くらいまでの間に10枚のKISSのアルバムを購入、完全にハードロック系の音楽にハマることとなった。
中学1年でギター(中古)購入。フォーク少年としてしばらく過ごす。基本的にはいわゆる「教則本」から技術を学んだ。この頃のアイドルはアリス、松山千春など。既に捻じ曲がり始めていた性格のため、人から教わるということができなくなった。すべて独学と耳コピーでこなす。
中学2年のときにビートルズと出会い、文化祭参加のためにベースに転向した。私よりも上手いギタリストがいたためということ、ベースのなり手がいなかったことがその理由。1週間で7曲コピーする。時を同じくしてデープ・パープルやレッド・ツェッペリンなどのブリティッシュ・ハードロックにハマる。特にツェッペリンの音楽的守備範囲の広さにヤラれる。
高校生になってウェザーリポートの来日公演をテレビで見る。ジャコ・パストリアスの演奏にぶっ飛ぶ。ベースが欲しくなり、御茶ノ水の楽器店で、勝手にクレジットでベースを買い後から親にぶっ飛ばされる。しかし、サッカーに熱中するあまり音楽的活動は一時休止となる。悪さばかりしていて、まったく勉強しなかったツケで浪人。ここで再び音楽に戻る。ベースの練習も再開(ここでも人から教わることはなかった)。ジャコに憧れるあまり、ベースからフレットを抜き取り「フレットレス・ベース」を作る。
中学生の頃から始まった、小林克也の伝説的な番組「ベストヒットUSA」は欠かさずチェック。Run DMCの来日インタビューでの態度の悪さ、デカさにインスパイアされる。私の悪ガキ的メンタリティはこのころから形成され始める。
大学では軽音楽部(ジャズ研)に入部。はじめて本格的な基礎練習や音楽理論などを学ぶ。1年生の頃は精神的苦痛の日々を送る。また、音楽理論を学ぶ上で読譜が必須ということを知り、幼少の頃にエレクトーンを習わなかったことをひどく後悔する。今でも読譜に関しては、へ音記号の楽譜を僅かに読めるだけで、ほとんど文盲状態。
カシオペアに代表されるフージョン・ミュージックのコピー・バンド全盛の中で、コピーした音楽を人前で演奏することに疑問を感じ、ジャズに傾倒する。スタンダードを中心に聴きまくるが、生き様も含めてマイルス・デイヴィスに惚れる。
永遠のアイドル、ジャコ・パストリアスについては継続的に取り組むが、技術的にも理論的にも付いていけず(付いて行けてたら今ごろはプロか?)、ほとんど聴くのみになる。1987年10月21日、ジャコがフロリダで死去。大きなショックを受け、彼の代表曲「Donna Lee」と「Teen Town(ライブ版)」をコピーする。ジャコ周辺(彼が参加しているか、一緒に演奏経験のある)のミュージシャンを聴きまくる。
結果として、ギタリストのマイク・スターンに白羽の矢を立てる。しばらくオッカケ状態に。88年の今はなきLive Under the Skyでは、マイクが参加したマイケル・ブレッカー・バンドを連日見に行く。
ベーシストでは、マイルス・バンド出身のマーカス・ミラーを中心に聴く(マイク・スターンもマイルス・バンド出身であった)。スティングのバックや最近ではローリングストーンズの来日公演でビル・ワイマンの代わりに演奏したダリル・ジョーンズ(これまたマイルス・バンド出身)、マイクと付き合いの深いジェフ・アンドリュースがお気に入り。
フロント・メンでは、テナー・サックスのマイケル・ブレッカー、ギターのジョン・スコフィールド(マイルス・バンド出身)、テナー・サックスのボブ・バーグ(マイルス・バンド出身)周辺を中心に聴いていた。
ジャズと関わることにより、ジャズが現代大衆音楽の各方面へ与える影響が非常に大きかったことに気付く。少しずつジャズの外側へ守備範囲を広げていく。その中で、いわゆるオールド・スクール系の音楽の、ルーズだが体が自然に揺れるようなグルーヴ感にシビれる。
James Brownや彼のバックJB'sは大のお気に入りとなって現在に至る。
基本的には、黒人による黒人らしい音楽が好きだ。最近の傾向としてシンセやサンプリングなどのいわゆる「打ち込み」系音楽が全盛だが、こういった音楽にはまったく興味がない。人間が作り出すグルーヴが一番だ! とかたく信じている。これは私がリズム系の楽器をやっていたことが強く反映されている。リズム・セクションを機械に任せるなど言語道断な話しである。
今後、私の好みがどのような音楽に傾いていくか分からないが、面白いCDを発見したときには随時disk reviewでご紹介していくので乞うご期待。
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